合名・合資会社

【合名会社】

合名・合資会社のイメージ

合名会社とは、無限責任社員のみで構成された閉鎖的会社です。無限責任の社員だけで構成され、原則として社員全員が会社の代表者となります。 つまり、個人事業者の集まりのようなものが合名会社です。万一のときは会社の借金すべてに対して、役員全員が連帯責任を負います。 ですので、家族や親しい知人など裏切られたりする心配のない、関係の深い少人数で始める事業に適した会社です。 法律上は正式に会社として認められている組織なのですが、実際に合名会社を見かけることはあまりありません。非常に数の少ない、幻の会社です。

【合資会社】

合資会社もまた、無限責任社員と有限責任社員で構成された閉鎖的会社です。無限責任と有限責任の両方の社員で構成されているのが合名会社との違いです。 ただし、有限責任社員は出資に対する利益を求めるだけの支援者の立場で、事業経営は無限責任社員が担うのが一般的です。 合名会社と同様、信頼できる人同士で設立するのが基本となります。 合資会社を設立するならば株式会社で会社設立をしてもいいのですが、株式会社と比べると設立費用を安く抑えることができます。 そのため、できるだけ安く会社を設立したい、という個人事業主の方には人気があります。